기타

토요타와 닛산의 코스트 관리 실력 차이

Humancat 2020. 7. 5. 17:13

토요타 야리스 크로스와 닛산 킥스에서 보이는 기업의 실력차이

 


닛산 킥스는 신형차라고 할 수 없는 실정이다. 4년 전 2016년부터 이미 남미나 중동에서는 판매됐기 때문이다(e-POWER는 태국뿐). 이번 일본 발매에 즈음해 마이너 체인지 한 것과 같다. 물론, 닛산 주크와의 균형이 있었던 것 같지만, 일본 시장 활성화의 적극성이 닛산에는 보이지 않는다. 이번에 주크를 판매중지하고 대신 킥스로 신차 효과를 노리고 있겠지만 개발 능력 부족이 걱정이다.

닛산 킥스에서는 향후 1.5리터 3기통 가솔린 엔진차, 1.6리터 니스모 사양 등의 출시가 기대되지만, 현시점에서 예정은 미정이다.

한편, 토요타 야리스는, 이미 GR사양을 추가했다. 게다가, 「RZ」 「RS」 「RC」라는 배리에이션을 갖추고 있다. 게다가 토요타 야리스 크로스에 대해서, 야리스와 바디 디자인을 완전히 바꾸어 준비한다고 발표했다. 토요타에 있어서 플랫폼이 공통이라면 바디 디자인을 바꾸는 것은 코스트 업으로 이어지지 않는 것 같다. 이 부분이 토요타와 닛산의 구체적인 실력차로 나타나고 있는 것일까?

 



토요타와 닛산의 SUV 라인업을 살펴보자. 킥스와 경합하는 차종으로서 닛산에는 주크가 있다. 킥스의 일본 투입에 있어서는 주크 판매 중단 시기까지 늦췄다고 보이지만 실제로는 주크 모델을 체인지할 여력이 없을지도 모른다.

한편, 토요타는 C-HR 등을 갖고 있어 야리스 크로스를 투입하면 자사 차종과의 경합이 될 것으로 생각되는 가운데, 병행 판매를 선택하고 있다. 앞으로 토요타는 판매 채널 간 경쟁이 아닌 전 차종을 4개 채널로 병행 판매하기 때문에 닛산의 사고방식에서는 경합한다고 보일 것이다. 그러나 토요타의 병행 판매를 보면 닛산의 병행 판매 기피는 판매 능력, 생산 능력 모두 제약이 큰 것으로 보인다. 토요타에는, 한층 더 소형 라이즈도 있으니까.

토요타 야리스 크로스:4180×1765×1560
토요타 C-HR:4385×1795×1550
닛산 킥스: 4290×1760×1610
닛산 주크: 4210×1800×1595 (판매정지)

토요타도 닛산도 글로벌 시장을 내다보고 전략을 펴는 것은 완전히 축소된 일본 시장 상황을 보면 어쩔 수 없다고 생각한다. 하지만, 일본 시장에 신차가 부족한 상황의 닛산은 발매를 앞당겼어야 했다.

닛산 킥스, 토요타 야리스 크로스 모두 잘 팔리고 있고 주력 제품이 되겠지만 「생산 방식」에서는 아직 큰 차이가 있어 보이는 배리에이션 전개이다. 힘내라 닛산!

 

https://www.zaikei.co.jp/article/20200630/573281.html

 

「トヨタ・ヤリスクロス」と「日産・キックス」で見える企業としての実力差 | 財経新聞

日産・キックスは「新型車」とは言えないのが実情だ。

www.zaikei.co.jp

 

日産・キックスは「新型車」とは言えないのが実情だ。4年ほど前の2016年から、すでに南米や中東では販売されていたからだ(e-POWERはタイのみ)。今回は、日本発売に際してマイナーチェンジしたようなものだ。もちろん、日産・ジュークとの兼ね合いがあったようだが、日本市場活性化の積極性が日産には見られない。今回、ジュークを販売停止とし、その代わりにキックスで新車効果を狙っているのであろうが、開発の能力不足が心配される。

 

【こちらも】新型日産・キックス (1) e-POWER・インテリジェントクルーズコントロール前面

 

 日産・キックスでは、今後1.5リットル3気筒ガソリンエンジン車、1.6リットルニスモ仕様などの発売が待たれるが、現時点では予定は未定とのことだ。

 

 一方、トヨタ・ヤリスは、早くもGR仕様を加えた。しかも、「RZ」「RS」「RC」とバリエーションを揃えてきている。さらに「トヨタ・ヤリスクロス」について、ヤリスとボディデザインを全く変えて用意してくると発表した。トヨタにとって、プラットフォームが共通であれば、ボディデザインを変えることはコストアップにつながらないようだ。このあたりがトヨタと日産の具体的な実力差となって表れているのであろうか?

 

 トヨタと日産のSUVのラインアップを見てみよう。キックスと競合する車種として日産にはジュークがある。キックスの日本投入においてはジューク販売停止の時期まで遅らせたと見えるが、実際にはジュークのモデルチェンジをする余力がないのかもしれない。

 

 一方、トヨタはC-HRなどを抱えており、ヤリスクロスを投入すると自社車種との競合となることが考えられる中で、併売を選んでいる。これからトヨタは販売チャンネル同士の競争ではなく、全車種を4販売チャンネルで併売するため、日産の考え方では競合すると見えるはずだ。しかし、トヨタの併売を見ると、日産が併売を避けるのは販売能力、生産能力共に制約が大きいように見える。トヨタには、さらに小型のライズもあるのだから。

 

 トヨタ・ヤリスクロス: 4180×1765×1560 ・C-HR: 4385×1795×1550
 日産・キックス: 4290×1760×1610 ・ジューク: 4210×1800×1595(販売停止)

 

 トヨタも日産も、グローバル市場を見渡して戦略を展開することは、すっかり縮小した日本市場の現状を見れば、やむを得ないと感じる。だが、日本市場に新車が不足している状況の日産は、発売を早めるべきであった。

 

 日産・キックス、トヨタ・ヤリスクロス共に売れ筋であり、主力製品となるのであろうが、「生産方式」ではまだまだ大差があるように見えるバリエーション展開である。「がんばれ日産!」。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る